日本車と輸入車の違い 

では、具体的に例を挙げて見てみましょう。

【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

そもそもなのですが、車のウインカー位置というのは、それぞれの国の規格で定めれられています。JIS(日本工業規格)では「ウィンカーレバーは右側」と、ISO(国際標準化機構)はハンドル位置の左右にかかわらず、ウィンカーレバーは左側、ワイパーレバーは右側を推奨しています。結果的に「日本市場の日本車は右」「世界市場の車は左」が基本となっています。よって日本に輸入される外国車でも、左ハンドルならばそのまま左ウインカーになっています。写真は左ハンドル、メルセデス・ベンツE320(S210)のウインカースイッチ。ちゃんと左側についています。

このサイトに良く出てくるメルセデス・ベンツE320(S210)


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

ところが同じ輸入車でも、右ハンドルとなると状況が変わります。ハンドル位置は変わってもウインカーレバーはそのままのことも多いんですよね。写真はBMW 320i(E30)のウインカースイッチ。ハンドルの左側についていますので、日本車と逆です。

BMW 320i (E30)


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】
このサイトで良く紹介しているBMW X5 3.0X-Drive (E70)のハンドル回り。これも同じで上の大きいのがウインカースイッチ。下の大きいのがオートクルーズ。真ん中の小さいのがハンドルの上下前後スイッチです。

BMW X5 3.0X-Drive (E70)


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

上と同じBMW X5 3.0X-Drive (E70)をやや上部から見たところ。ウインカースイッチの中に、メーター内ディスプレイの表示切り替えスイッチが内蔵されています。


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

右ハンドル、BMW 320i(E30)のワイパースイッチ。ハンドルの右側についていますので、日本車と逆です。
「なぜ、右ハンドルなのにウインカーは逆のままなのか・・・?」の理由ですが、一言で言うと「イギリス仕様だから」。そもそも欧米の道路が右側通行左ハンドルになったのはナポレオンの影響らしいのですが、イギリスは上述のISO規格を守っており、ウインカーは左にあるのです。「欧州大陸との交流が多い国民が混乱しないように」との配慮らしいのですが、結果的にて欧州車の右ハンドルはイギリス市場を意識して、左にウインカーにしているらしいのですが、それを(ついでに)日本市場に持ってきている・・・。ということのようです。


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

右ハンドル メルセデスベンツ・C180(W204)のハンドル左側の様子です。大きなレバーはウインカースイッチ、上の小さいものはワイパースイッチです。

メルセデス・ベンツC180(W204)


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

上と同じ、右ハンドル メルセデスベンツ・C180(W204)の右側です。特筆すべきは「レバーが何もない」ということ。ベンツいわく「誤動作を防ぐため」とのこと。W124の時代も含めてずっと続いているメルセデスのこだわりです。


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】

スペインのメーカーSEAT IBIZA MK2(6k) セアト・イビサのハンドルの右側にはワイパースイッチがありました(左ハンドルの国の左ハンドル車なので、全く普通のことです。)普通の例として紹介しました。
 ちなみに話は飛びますが、この「ウインカーレバーの左右」問題を別の視点から解決(?)したのが、フェラーリ。フェラーリは458イタリアから、ハンドルにウインカーボタンが埋まっている「ステアリング埋め込み式ウインカーボタン」を採用しています。サーキットならともかく(そもそもサーキット走行にウインカーを出すのか疑問ですが)慣れないと大変だと言われるボタンだそうです。・・大変でもいいから、一度は「フェラーリのウインカーボタンは使いにくくてこまるなぁ(ドヤ)」なんて言ってみたい貧乏人です。

SEAT IBIZA 1.6


【1.ウインカーとワイパーの位置が違う】


BMW MINIクロスオーバー ALL4(R60)のハンドル回り。右ハンドル車ですが、やはり左側奥にウインカースイッチがあります。でも、このレバー、ヘッドライトスイッチが内蔵されているという優れ物。というのも・・・。

BMW MINIクロスオーバー ALL4(R60)

【2.ヘッドライトスイッチの位置が違う】

欧州車の多くはヘッドライトスイッチがウインカーに内蔵されておらず、別に存在しています。その理由は・・・自分も不明です。写真はBMW 325iCoupe(E36)のスイッチ。

BMW 325iCoupe(E36)


【2.ヘッドライトスイッチの位置が違う】

BMW X5 3.0X-Drive (E70)のヘッドライトスイッチ。左に一段回すとオートになる(やや)上級仕様。


【2.ヘッドライトスイッチの位置が違う】

BMW 740i(E32)のヘッドライトスイッチ。左ハンドル車。さすがに7シリーズまでなると、横幅が大きいのでメーター横にヘッドライトスイッチがあります。

BMW 740i(E32)

【3.ATのシフトレバーが違う】

ATのレバーが曲線のゲート方式になっているメルセデス・ベンツE320(S210)のATシフト。メルセデスが開発し特許を持っているゲート式として、一世を風靡しましたが、最近は下火になっていますね。


【3.ATのシフトレバーが違う】

同じくゲート式のメルセデス・ベンツE320(W124)のゲート式ATシフト。

E320(W124)


【3.ATのシフトレバーが違う】

ATのシフトに任意可変ポジション(+/-)が入ってくるようになるとゲート式が廃れ、真っすぐのストレートタイプが増えてきました。これはメルセデスベンツC180(W204)のもの。


【3.ATのシフトレバーが違う】

BMW X5 3.0X-Drive (E70))の完全電子制御シフト。シフト本体には「R N D」のみがあり頂点にPが付いています。何も知らないと操作に一瞬迷うシフトに感じます。


【3.ATのシフトレバーが違う】

BMW 320i(E30)のシフト。ベンツがゲート式を採用している時もBMWはストレートタイプを採用していました。素直で分かりやすい配置です・・が、かなり故障が多かったシフトです。E30は古きよきBMWの走りをそのまま体現している良い車だったのですが何度かトランスミッションが故障して困りました。トランスミッションまで全て内製しているメルセデスとは企業規模が違うのは重々承知ですが、やはり壊れるのは困ります。


【3.ATのシフトレバーが違う】

BMW 320i(E46)のシフトです。デザイン的にかなり洗練されてきていますが、基本的に先々代3シリーズ(E30)、先代3シリーズ(E36)と同じ流れを持っています。ストレートタイプに+/-が付いている形です。

BMW 320i(E46)


【3.ATのシフトレバーが違う】

オペル ヴィータ Opel Vita のATシフトを横から見たところです。Pポジションからのロックを解除するのに、シフトしたのスイッチを握りながらシフトを動かす方式です。

Opel Vita

【4.MTのシフトレバーも違う】

フィアット パンダ FIAT Panda のマニュアルシフトです。一見普通のシフトですが、特筆すべきはシフトの球のような部分の下のリング状の部分。実はこれがバックギアに不用意に入らないようにロックするための機構で、Rに入れる際にはここを引き上げてRに入れないと入らない仕組みでした。自分はこの車をポーランドで借りたのですが、はじめはこのスイッチの存在が分からず、恥ずかしながらガソリンスタンドに駆け込んで聞いて初めて分かった次第です。

FIAT Panda


【4.MTのシフトレバーも違う】

SEAT IBIZAのマニュアルシフト。リバースポジションが左上にある状態に最初はとても戸惑いました。(すぐ慣れましたが)


【4.MTのシフトレバーも違う】


フェラーリ Ferrari 348tb のシフトノブです。左上がリバースポジションであとは素直に1.2.3となっています。

Ferrari 348tb


【5.タイヤの取り付け方が違う】

日本車と根本的に違うのがタイヤの取り付け方。正確に言うとホイールとハブの形状が違っています。欧州車の場合、車体側のハブにボルトはなく、ホイールをハブにはめ込んでから、ボルトを使って固定します。写真はBMW 325iCoupe(E36)


【5.タイヤの取り付け方が違う】

BMW X5 3.0X-Drive (E70)の様子。


【5.タイヤの取り付け方が違う】

車体によっては、取り付けやすいようにガイドバーが付いていることもあります。メルセデス・ベンツE320(S210)の様子。


【5.タイヤの取り付け方が違う】

タイヤ交換で大切なことがもうひとつ。盗難防止のためのロックナットが付いています。アタッチメントが車体についていますので、それを使えば簡単です。BMW X5 3.0X-Drive (E70)


【5.タイヤの取り付け方が違う】


欧州車のハブとホイールの関わり方を表すとこんな感じです。BMW 325iCoupe(E36)のフロント部分を上から見たところ。

【6.ジャッキアップの方法が違う】

欧州車の全てがこうなっているわけではないのですが、ジャッキ形状が全く違っている場合も多くあります。日本車に積み込んである物とは全く違うので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れると非常に簡単です。(BMW 325iCoupe(E36)のジャッキ)


【6.ジャッキアップの方法が違う】

要するに車体側に穴をあけておき、そこに向かってT字型の棒をスライドさせていく構造です。メルセデス・ベンツE320(S210)


【6.ジャッキアップの方法が違う】

ちなみに車体側のホールはいつもは樹脂のカバーが掛かっています。それをマイナスドライバーのようなものでそっと開けるとこんな穴が出てきますので、そこにジャッキの先端を入れる訳です。メルセデス・ベンツE320(S210)

【7.燃料の入れ方が違う】

世界にはセルフ給油だけの国もありますので、日本車のように運転席の下や横に燃料タンクふたのスイッチがあってもかえって使いにくい場合があります。欧州車の給油時の基本は「ふたの近くに行って、直接ふたをあける」感じです。このBMW X5の場合は、フューエル・リッドを外からそっと押すとそれで開きます。ちなみにロックは、室内のロックと同じタイミングなので、室内のロックをするたびに、毎回このふたの鍵も閉まる仕組みです。BMW X5 3.0X-Drive (E70)


【7.燃料の入れ方が違う】

国によっては、ガソリンにエタノールを加えても良いことになっています。ブラジルで売られている車の多くは、このブラジルのザフィーラのように、FLEXと呼ばれる「ガソリン対エタノールの比率を0~100%まで可変した燃料に対応エンジン」になっています。つまり、ガソリンを入れても、エタノールを入れても、それをMIXしても何でも良い、というエンジンです。ただし、エタノールは低温時始動がしにくい性質があるので、そういう時用に「エンジン始動用ガソリンタンク」があり、その給油口がボンネット内にあります。写真右上の赤いふたがそれです。

GM Zafila 2.0


【7.燃料の入れ方が違う】

BMW MINIクロスオーバー ALL4(R60)のガソリン給油口。小さな突起が付いていて、手をひっかけられるようになっています。


【7.燃料の入れ方が違う】


上の部分を開いたところ。欧州で売られているガソリンは、日本のレギュラーとハイオクの間のものが多いので、結果的に欧州車は日本では「ハイオク指定」になってしまうことになります。オクタン値からいうと、レギュラー半分、ハイオク半分でも大丈夫のようですが。

【8.電源の管理が違う】

車の電源は、全世界共通の直流12V(または24V)。ですが車内の電源管理は、日本車と違っていることがあります。簡単に言うと「電源を切っても電流が流れ続く出力があることもある」ということです。エンジンを切って、キーをOFFにした時、どこまでOFFにするのかの基準が違っている場合がある、ということです。写真はBMW 325iCoupe(E36)のバッテリー。


【8.電源の管理が違う】

お恥ずかしながら、BMW X5 3.0X-Drive (E70)で、電源流れっぱなしの出力に機器をつないでしまい、バッテリーを空にしてしまったことがありました。バッテリー自体は重量の関係でリアにあるのですが、ボンネットまで太い正極(右上の赤いところ)が来ていますので、ジャンプスタートの時もそこにつなげば大丈夫です。


【8.電源の管理が違う】

というわけで、自分で電源の分岐をする場合、確認しながらやった方が安心です。メルセデス・ベンツE320(S210)


【8.電源の管理が違う】

ザフィーラのバッテリー。南米製のものは品質も微妙で困ったこともありました

【9.常備しなくてはならないものが違う】

ドイツの国内法では救急キットを常備する必要があります。よって、欧州車には、標準としてファーストエイドキットが付いていることがよくあります。BMW 325iCoupe(E36)


【9.常備しなくてはならないものが違う】

設置してある場所は車種によって様々です。W124の場合はリアのダッシュボードの中に内蔵されていました。


【9.常備しなくてはならないものが違う】


新興国の場合は、よりおかしな法律があります。これはブラジルのザフィーラの助手席足元におかれた消火器です。ブラジルでは、何年か前から車の中に消火器を備え付けることが”必須”となりました。よってこれが設置されていない車を運転した場合は整備不良で、逮捕、車の没収などをされる可能性があります(本当の話です)。・・・なぜ、急に消火器が必須になったのか、詳しい事情はあまり聞けなかったのですが、一番あり得る話が、「政治家が賄賂をもらって業界からの要望をごり押しした」ということです。国が安定せず、政治腐敗が著しい新興国では、急に「あれれ?」と思う施策を急に行うことがあるのですが、自分が思うに、消火器の製造・販売業者からの要望で、無理やり法案を通し、私腹を肥やした政治家がいると思われます。一般ユーザーからみればたまったものではありませんが、ブラジルの国内法の成立を見ていると、そんな茶番劇のような法案が数多く成立していきます。

 

【10.シートの動かし方が違う】

欧州車の良さが、シートポジション調整の細かさです。これはBMW X5 3.0X-Drive (E70)のパワーシート。目に見えるスイッチはこれだけなのですが、それぞれのスイッチが横にも縦にも動きますので、「一体いくつモーターが入っているんだよ」と思うほど実に多彩にシートを動かせます。


【10.シートの動かし方が違う】

メルセデス・ベンツE320(S210)のパワーシートスイッチ。BMWと違ってここでハンドル位置まで調節でき、一緒のメモリーに記憶できます。


【10.シートの動かし方が違う】

BMW 325iCoupe(E36)のシート。豪華なパワーシートでも、本革シートでもありませんが、それでも4本(左下にもう1本あります)のレバーで多彩な動きが可能です。


【10.シートの動かし方が違う】

Corsa Vitaのシート。上に「欧州車のシートは良い」と書きましたが、実はそうでない部分もあります。日本車の方がいいな、と思うのがこのダイヤル式のシート調整。細かな位置に固定できるメリットはありますが、疲れた時などに「どーーん」と倒せないのです。仮に倒した後もぐるぐると手間暇かけて戻す必要があり、個人的にはあまり好きではない仕組みです。

【11.純正ナビがかなり残念】

そもそも論として、輸入車にまともなカーナビがあることを求めることがおかしいのであって、しかもその使い心地を議論する、なんてことはまた別次元、とおもってしまいますが、とにかく日本車のナビの使いやすさや機能は世界的に見ても別次元。ですから輸入車が遅れているのではなく、日本車が進み過ぎている、と言った方が正確かもしれません。とは言え、スマホがこれだけ進化してくると、ナビのありかたも変わってくるかもしれませんね。(HDDだけど超使いにくいBMW X5 3.0X-Drive (E70)の純正ナビ)


【11.純正ナビがかなり残念】

他に比べればまともだけれど、同世代の日本車と比べれば操作性がかなり劣るベンツC180 W204の純正ナビ。


【11.純正ナビがかなり残念】

この時代にしては頑張っていた方だけど、やっぱり同世代の日本車のナビと比べると1~2世代前のナビになっているメルセデス・ベンツE320(S210)の純正ナビ。

【12.リアのエンブレムに機能が付いていることがある】

欧州車の一部にはリアのエンブレムに機能が付いていることがあります。これはSEAT IBIZAですが、テールゲートオープンナ―になっています。他には、燃料の給油口になっていたり、キーシリンダーになっている場合もあります。


【12.リアのエンブレムに機能が付いていることがある】

BMW MINIクロスオーバー ALL4(R60)もエンブレムがテールゲートオープンナーになっていました。ちなみにVWのGOLFはこの部分にリアカメラ入っていて、ギアをリバースに入れると、この部分が電動で出てきてカメラが作動する仕組みになっています。

【13.エンジンやトランクの位置が違うことがある】

いつもの日本車に慣れると、エンジンやボンネットの位置が当たり前にある気でいるのですが、輸入車だと、異なる構造を持つ車に出合うこともあります。このBMW 320i(E30)はボンネットのヒンジが前についていて開け方が異なります。


【13.エンジンやトランクの位置が違うことがある】

特殊な例ですが、例えばフェラーリ Ferrari 348tb のような車になるとエンジンがミッドシップにあったりするので、当然ながらフロント部分は何もありません。正確にいうと、小容量の荷物室になっています。


【13.エンジンやトランクの位置が違うことがある】

フェラーリ Ferrari 348tb のバックドアを開けると、そこには立派なエンジン様が鎮座しています。見ているのもカッコイイですが、エンジンをかけて音を聞くともっともっとカッコイイです。

 

【14.純正オーディオのグレードアップがしにくい】

構造上仕方のないことですが、輸入車の多くは日本車のように2DINサイズのオーディオ、ナビスペースを持っていません。よって、社外メーカーのオーディオを取り付けるとしても日本車のような選択肢はありません。最近はまたいろいろ変わってきているので、何とも言えませんが。

おまけ(このページに登場した車紹介)

BMW 320i です。E21 に続く2代目の3シリーズでE30と呼ばれます。ハンドルもドアもアクセルも重く、しかもよく故障するのですが、走りは逸品です。もう上質な個体は残っていないかもしれませんが、あれば欲しいなと思ってしまいます。


このサイトでも良く出てくるBMW X5 3.0X-Drive (E70)です。


同じく良く出てくるBMW 325iCoupe(E36)


BMWの3シリーズの中で、E46と呼ばれる形式です。このモデルは320iで

2Lエンジンですが、このE46までは6気筒でしたが、これ以降は4気筒になっています。ちなみに上の325iの2.5Lエンジンと、この320iの2Lエンジンでは2.5Lの方が燃費が良いと感じました。


E32と呼ばれる形式の740iです。自分の親族もBMW好きで、その人が乗っていました。さすが7シリーズ、全てが堂々とゆったりと造られています。燃費や税金のことを考えなければとても良い車だと思うのですが。


メルセデス・ベンツC180です。W204と呼ばれる形式です。このころのCクラスは良くできていて、もう日本車と同じような感じで乗れる車になっていました。


このサイトに良く出てくるメルセデス・ベンツE320(S210)


これもこのサイトに良く出てくるザフィーラです。


知人が所有するフェラーリFerrari 348tbです。古い車ですが、それでもやはりフェラーリ。そのエンジン音は官能的で心揺すられる音を奏でます。ちなみにオーナーは「コイツで近場にでかけるのも大変なんだ。コンビニでも目立つし。でも長距離を走る車でもないから、遠出もしないね」と 言っていましたが、果たしでどこを走るつもりで買ったのか未だに謎です。


GMが1993年から2000年まで製造・販売していた世界戦略小型車オペルヴィータ Opel Vita。世界的にはBuick Sail、 Chevrolet Chevy、Chevrolet Classic、Chevrolet Corsa、Holden Barina、Vauxhall Corsaなどとも呼ばれているモデルです。コルサの名前の方が世界的には有名ですが、日本でコルサはトヨタが商標を持っていましたので、Vitaとして、ヤナセが販売していました。使いやすいサイズ、そして安価で手軽な輸入車、ということでそこそこ売れていたモデルでした。


BMW MINIクロスオーバー ALL4(R60)。もはやminiと言えない巨大さで、しかもしっかりとした四駆で、安定した無敵の走りでした。室内の広さも十分で家族のファーストカーとしても使える車に感じました。


スペインのメーカーSEATのIBIZAです。SEATは現在、VW傘下にありますので、何のことはないGOLFのような作りの車です。


フィアット パンダ FIAT Panda.モデル169と呼ばれる第二世代のパンダです。2003年から2012年まで改良を加えつつ製造されました。

日本車と輸入車の違い 

 日本車はどの車に乗っても、操作系や様々な装置の位置がほとんど標準化されていて、初めて運転する車でも操作に戸惑うことはありません。ところが、輸入車では全く知らないと「あれ?」と思う操作系や位置変更があり戸惑うことがあります。人によってはその差異がいやで、使いにくいと感じる方もいますが、自分のような人間は、その相違が面白くて仕方がないと感じます。
単なる車の装備や操作系の差異ではありますが、こういった事柄の裏には、文化的背景や設計思想が隠れていることもあり、深く調べていくととても興味深いものがあります。このページは、 自分が見聞きした範囲で、日本車と輸入車・外国車との相違についてまとめてあります。
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